「ポッドキャストを始めたい!」という熱い思いはあるけれど、「どんな番組にしたらいいの?」「何を話せばいいの?」と、企画段階で手が止まってしまうことはありませんか?
ポッドキャストの企画は、番組の土台となる非常に大切なステップです。今回は、あなたの「届けたい」という気持ちを具体的な番組の形にするための、企画の立て方をロードマップ形式でご紹介します。
1. 「なぜやるのか?」番組の目的を明確にする
まずは、なぜポッドキャストを始めたいのか、その目的を明確にしましょう。ここがブレると、途中で番組の方向性を見失いがちです。
- どんな人に何を伝えたいのか?
- 例: 「子育て中のママに、日々の悩みを共有して安心感を与えたい」
- 例: 「IT業界の初心者向けに、最新技術の動向を分かりやすく解説したい」
- 番組を通じてリスナーにどうなってほしいのか?
- 例: 「聴いてリラックスしてほしい」「新しい知識を身につけてほしい」「行動を起こすきっかけにしてほしい」
この目的が明確になることで、番組のテーマや内容、話し方が自然と決まってきます。
2. 「何を話すか?」番組のテーマとコンセプトを決める
目的が決まったら、次は番組の具体的なテーマと、それをどのように展開していくかというコンセプトを掘り下げます。
- あなたの得意なこと・好きなこと・詳しいこと: 情熱を持って話せるテーマを選びましょう。継続のモチベーションにもつながります。
- 例: 趣味のキャンプ、仕事で培ったマーケティング知識、子育ての経験談
- ターゲットリスナーの悩みや知りたいこと: どんな情報が求められているのか、SNSやQ&Aサイトなどで調べてみるのも有効です。
- 競合番組のリサーチ: 同じようなテーマのポッドキャストがないか探してみましょう。もしあれば、その番組との差別化ポイントを考えます。「〇〇という番組はあるけど、私の番組は□□な視点で話す」といったように、独自の立ち位置を見つけます。
- コンセプトの言語化:
- 「〇〇な人が、△△な悩みに対して、□□な視点で、●●な情報を届ける番組」
- 例: 「地方在住者が、都会では知られていない地域の魅力を、地元の人との交流を通じて、リアルな声で届ける番組」
3. 「どんな形式にするか?」番組の構成を考える
テーマとコンセプトが決まったら、実際に番組がどのような形式で進行していくかを具体的に考えていきましょう。
- 話者(パーソナリティ)の人数:
- 一人語り: 自分のペースで話せる、編集が比較的楽。
- 対談/複数人: 掛け合いで盛り上がる、多様な視点を提供できる。
- 番組の長さ: 5分、15分、30分、1時間など、聴きやすい長さを設定します。テーマやターゲット層によって最適な長さは異なります。
- 例: 通勤中に聴いてもらいたいなら10~15分、じっくり話したいなら30分以上。
- コーナー構成: 番組の流れを決めます。
- オープニング → テーマ紹介 → 本編 → 告知 → エンディング
- リスナーからの質問コーナー、ゲストコーナーなどを設けるのも良いでしょう。
- トーン&マナー(雰囲気):
- 例: 「明るく楽しい」「真面目に解説」「落ち着いた雰囲気」「専門的だけどユーモラスに」など、番組全体の雰囲気を設定します。
4. 番組タイトルとロゴ(アイコン)の考案
企画が固まってきたら、いよいよ番組の顔となるタイトルとロゴ(アイコン)を考えます。
- タイトル:
- 前回の記事でも触れた通り、検索されやすさと個性のバランスが重要です。内容が想像でき、かつ覚えやすいタイトルを目指しましょう。
- ロゴ(アイコン):
- ポッドキャストプラットフォームで、番組を探す際に一番最初に目にする画像です。視認性が高く、番組の雰囲気が伝わるデザインにしましょう。小さなサイズでも見やすいかを確認することが大切です。
5. テスト収録とフィードバック
企画が完成したら、すぐに本番収録に入るのではなく、一度テスト収録をしてみることを強くおすすめします。
- 実際に話してみて、想定通りの流れになるか。
- 声のトーンや話し方はどうか。
- 録音環境に問題はないか(ノイズなど)。
友人や家族に聴いてもらい、率直なフィードバックをもらうことで、自分では気づかない改善点が見つかることもあります。
まとめ:あなたの声で「届けたい」を形に
ポッドキャストの企画は、最初の一歩であり、最もクリエイティブなプロセスです。このロードマップに沿って、一つずつあなたの「届けたい」を具体化してみてください。
完璧な企画でなくても大丈夫です。まずは走り出し、リスナーの反応を見ながら、柔軟に企画を改善していくこともポッドキャストの醍醐味です。
こえメディアは、あなたのポッドキャストの企画から配信まで、全面的にサポートします。ぜひ、あなたのアイデアを形にするお手伝いをさせてください!
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